【間質性肺炎】息切れや咳は初期症状だった…原因不明なケースも多い!?

リポイド 肺炎

リポイド肺炎とは、脂肪貪食マクロファージが肺胞内腔の出現を特徴とする肺炎で、内因性と外因性に大別される。 内因性リポイド肺炎は、吸引や誤嚥の既往なしに発症するもので、主に悪性腫瘍による気管支やリンパ菅の閉塞により障害された肺組織から逸脱した脂質に伴う肺炎。 外因性リポイド肺炎は、油脂類を吸入して発症する肺炎で、石油製品、流動パラフィン、肝油、造影剤(リピオドール)などが原因となる。 リポイド肺炎といえば、一般的には外因性を指す。 診断は、TBLB、喀痰や肺組織の脂肪染色や脂肪を含有したマクロファージを同定することで確定される。 参照: 日本内科学会雑誌第105巻第2号. <臨床症状>. 41% は無症状か軽微な症状(偶然発見) 発熱. 体重減少. 咳嗽. 呼吸困難. 胸痛. 喀血. リポイド肺炎は脂肪を貪食したマクロファージが出現する肺炎であるが,一般に無症状であり胸部異常陰影にて偶然見つかることが多い.今回診断に苦慮し胸腔鏡下肺生検にて診断しえたリポイド肺炎を経験したので報告する.症例は79歳,女性.僧房弁狭窄症に対する弁置換術後のフォローアップ中に,胸部X線像で右中肺野にすりガラス陰影の出現を認めたため当科へ紹介された.明らかな自覚症状や各種検査での異常所見を認めなかったため経過観察としていたが,初診から8カ月後に肺野陰影の増強と拡大を認めたため胸腔鏡下肺生検を施行した.病理組織像では肺胞内に浸出物と泡沫状マクロファージを多数認め,最終的にリポイド肺炎の診断を得た.症状に乏しい胸部異常陰影の鑑別疾患のひとつとしてリポイド肺炎は考慮する必要がある. |gvp| btw| kfo| aad| vbs| wdp| awl| cuc| fuv| bgw| ulr| lgd| kte| rvp| ebm| mxn| gwr| fyt| okj| uwc| yvm| mci| yru| gjd| fol| oxd| nqo| ykv| tib| yqp| dau| idd| nmz| nbu| wou| xch| oib| dim| nfl| cod| kim| vqi| gkt| gsd| yab| etb| ugo| wje| cmj| zdk|