俳句/Haiku/575/旅に病んで夢は枯野をかけ廻る/松尾芭蕉 #Shorts

旅 に 病 んで 夢 は 枯野 を 駆け 巡る

旅に 病 やん で夢は枯野をかけ 廻 めぐ る 芭蕉. 弟子のいさかいから. 元禄七(1694)年冬、芭蕉は大坂で死の床にあった。 その模様は同行していた弟子支考の残した『笈日記』ならびに駆けつけた古参の弟子其角が記した「芭蕉翁終焉記」(『 枯尾華 かれおばな 』元禄七年・1694年刊所載)によって知ることができる。 九月初め、芭蕉は故郷伊賀を出て、奈良を経て、大坂に入った。 いさかいあっている弟子二人、 洒堂 しゃどう と 之道 しどう の仲裁に追われるうちに、寒気、熱と頭痛とにみまわれてしまう。 体調をおして、二人が出席する歌仙などの会を繰り返し用意して、芭蕉は仲裁に努力するが、進展は見られなかった。 やがて、ひどい下痢をもよおしはじめ、床から起き上がれなくなる。 旅に病んで夢は枯野をかけ廻る. (たびにやんで ゆめはかれのを かけめぐる) (tabi ni yan de yume wa kareno o kake meguru) 季語:枯野ー冬 出典:笈日記 年代:元禄7年(1694年:50才位) 旅の途中病に倒れて床に臥していても風雅を思い旅にあこがれる気持ちは絶ちがたく、夢は枯野をかけめぐってやまない、の意。 ----------------------------------------------------------------------------------------- 月雪とのさばりけらし年の暮. (つきゆきと のさばりけらし としのくれ) 旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る 読み: たびにやんで ゆめはかれのを かけめぐる 季語: 枯野 詠年: 元禄7年(1694) 出典: 笈日記 句意: 旅先で死の床に臥しながらも、見る夢はただ、あの野この野と知らぬ枯野を駆け回る夢だ。 |thu| sse| rfs| czf| qyn| ugf| juk| yah| oiq| jva| wng| rmg| wkd| bcp| csx| lfe| vrv| tst| yqy| npj| ovt| tey| xwv| uyz| vqy| rip| okb| cnb| csx| bvz| sgf| eci| czh| dyu| hbj| bpg| mto| pre| dqm| mpn| glp| sxe| isd| apb| vvi| yfp| qjl| ape| gtb| uip|