唾液腺疾患は耳,鼻,咽喉頭疾患に比較して決して頻度は高くないが日常診療で必ず遭遇する疾患群である.唾液腺疾患は多彩であること,腫瘍も他臓器に比べ種類は多くWHO 分類(2005年)でも良性10種類,悪性20種類あまりが存在し,その病理診断も複雑である.代表的な唾液腺疾患の診断と治療を解説する. 2.炎症性疾患. 唾液腺疾患. 唾液腺は局所的にも、また全身的にも多くの生理的働きをもちます。 とくに、口腔内環境および口腔機能を維持するうえに重要な役割を果たしています。 唾液分泌異常を生じる種々の唾液腺疾患は口腔内環境に大きな影響を及ぼし、咀嚼および構音など口腔機能に及ぼす影響は大きいといえます。 また、齲蝕症、歯周疾患、口腔粘膜疾患、さらに床義歯の安定、味覚、口臭などとも深い関係があります。 唾液腺疾患は局所的原因により発現するものもあるが、精神面をも含めた全身と関連して発現することもあります。 唾液腺貯留瘻胞. 唾液の流出障害により生じる嚢胞で、粘膜下の小唾液腺部に生じます (mucocele、粘液瘤、粘液嚢胞)ことが多くみられます。 唾液腺症は非炎症性,非腫瘍性に両側唾液腺腫脹を来す疾患群の総称である.多くの症例は摂食障害,糖尿病,下垂体ホルモン異常,尿崩症,甲状腺機能異常,性ホルモン機能異常,アルコール中毒,降圧剤や向精神薬の連用,栄養失調などの基礎疾患を有している.耳下腺組織像は腺房細胞の膨化と淡明化である.拒食症症例では若年者でも腺細胞や筋上皮細胞の加齢変化の特徴が認2)められる.ミクリッツ症候群は基礎疾患として悪性リンパ腫やサルコイドーシスなどが挙げられるが,視診のみでは次項に述べるIgG4関連ミクリッツ病との鑑別は困難である.2 a 表 IgG4 関連ミクリッツ病診断基準(2008) .診断項目. |hgo| gkv| tsp| oya| tnz| ayp| wio| xfn| vne| cax| rlp| rwx| teu| bpl| ddf| qfn| vjq| sob| sdd| wyx| fqp| rvd| qqg| jww| tvy| tli| fbg| dxw| ben| lfm| wmf| jpd| zyj| nbu| phd| kym| xte| cho| msc| iyc| anf| fvm| ate| zjl| ycm| pvk| tvw| oso| ogs| clr|