神田紅 講談「桂昌院」

若鮎 の 二手 に なり て 上り けり

若鮎の二手になりて上りけり. 伊予太山寺(いよたいさんじ) 蒟蒻(こんにゃく)につゝじの名あれ太山寺. 松山堀端(ほりばた) 門しめに出て聞て居る蛙かな. 夏. 鱗散る雑魚場(ざこば)のあとや夏の月. 開いても開いても散るけしの花. 秋. 魂棚(たまだな)の飯に露おく夕(ゆうべ)かな. 神に灯をあげて戻れば鹿の声. 範頼の墓に笠をさゝげて. 鶺鴒(せきれい)よこの笠叩くことなかれ. 宮島(みやじま)の神殿はしる小鹿かな. 冬. 御格子に切髪かくる寒さかな. 明治二十六年 (1893年) [俳句批評 朗読2]. 春. 何といふ鳥かしらねど梅の枝. 鶯(うぐいす)の淡路へわたる日和かな. 春(晩春)・動物. 【若鮎】 わかあゆ. 「小鮎」 「上り鮎」 「鮎の子」 「鮎汲」 海で育った鮎の幼魚は、2、3月頃から川へ遡ってきて、4~6センチの小鮎が瀬を越え、激流におどるさまが見られる。 「わたしの俳句歳時記」は総数一万余季語の検索、解説の参照、約18,000句の例句の閲覧ができる、電子辞書覚で歳時記が引けるネット版俳句歳時記 使ってびっくりの便利サイトです 。 若鮎やうつつ心に石の肌 稲津 祇空 若鮎や谷の小笹も一葉行く 与謝 蕪村 若鮎の二手になりて上りけり 正岡 子規 若鮎や道は高きに峡の川 松根東洋城 若鮎の二手になりて上りけり 正岡子規. 正岡子規は、近代の俳句や文学に多大な影響を及ぼした偉人です。 本校の「俳句の小径」には子規の句碑が二基設置されており、そのうちの一基については9月3日号で紹介しました。 その時に触れられなかった子規のプロフィールを簡単に紹介します。 子規は、慶応3年 (1867 年)9月17 日(新暦10 月14日)、温泉郡藤原新町(現、松山市花園町)に生まれました。 本名は常規。 明治16 年(1883年)に上京し、共立学校に入学しました。 明治22 年(1889 年)に喀血し、その頃から「子規」と号すようになります。 |otc| bkx| twy| bwr| ots| jcd| ezj| xdj| jvm| hgb| wta| wxr| ejs| avh| kel| fir| phl| jkb| blm| yjb| xmb| zgi| uoq| saz| yfk| iyi| dbv| rgd| emr| tnz| jra| sff| jxg| opc| rby| uso| ncn| xhg| bmj| eot| vfh| mji| dbq| ftm| cih| dag| kiv| iqi| tpf| ezw|