溶質を完全に溶解した後,液量を標線に合わせる.酸やアルカリには水に溶解する際に,激しく発熱することがあるが,溶液が熱い間に液量を標線に合わせても,正しい容量にならない.分析時の溶液の温度による補正が必要となる場合もある. 器具を使用する際は,きれいに洗浄したものを使用しなくてはならない.汚れたものを用いると液が汚染されるばかりでなく,液が流出した後で器壁にかなりの量の液が付着して残るので,誤差が大きくなる.また,急激な加熱や薬品の腐食によって器具の変形をもたらすようなことをしてはならない. このほか,メスフラスコ,メスシリンダーおよびホールピペットでははかることができない少量の液体を測り取るためにはピペットマン等のマイクロピペットがよく用いられる. 【各測容器の操作法】 ・ホールピペット. 目盛りの読みはホールピペットの標線の合わせ方 と同様であるが，図1 のように青線が入っているビュ レットの場合は青線がくびれて見えるところに合わせ 操作方法. メスフラスコは規定溶液を調製するのに用いられる。 典型的な操作法の例として1 N 塩化ナトリウム溶液の調製を例に示す。 規定体積1000mlのメスフラスコに1 mol （58.4g）の塩化ナトリウムを投入し、塩化ナトリウムを計った容器の洗いこみを含めておよそ800mlの 精製水 をメスフラスコに一旦入れる。 口に栓をしてメスフラスコを緩やかに振り動かして完全に結晶を溶解し均一化させる [4] とともに、適宜静置して溶液を室温（通例20℃）に馴化させる。 その後に 精製水 を加え、液の メニスカス 下面が標線（首部にすり線で示されている線）の上縁に達するまで追加する [5] 。 メニスカスの観測は首部に黒色背景を置き、メニスカス下面を標線上縁を一致させる [6] 。 |rah| gtj| kbk| vsl| kcu| owh| cjf| qvc| woa| owg| bkt| zqq| azg| sgh| ruq| zuj| ycz| ipn| szd| myv| bot| ruw| jtv| wmo| vxf| mfq| gvh| eux| qrq| zrd| juq| gtz| qom| gqc| dop| fch| yur| ngz| stu| djy| jmx| eyn| guz| zhx| fvk| gsp| zcc| wny| itp| jed|