カラミれんがの工場跡や煙突などの遺構を利用し、美術館として生まれ変わった犬島精錬所

カラミ 煉瓦

2022年10月新潟県五泉市咲花温泉のホテル望川閣で見た【からみ煉瓦事務所跡】の油絵を見たのをきっかけに新潟県阿賀町にある道の駅 阿賀の里で 「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた美術館は既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地熱などの自然エネルギーを利用した環境に負荷を与えない三分一博志の建築と、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品、また植物の力を利用した高度な水質浄化システムを導入しています。 「遺産、建築、アート、環境」による循環型社会を意識したプロジェクトといえます。 ( 公式ホームページ より) すこし補足します。 犬島は、古くから御影石の産地として知られていました。 「犬島精錬所」は1909年(明治42年)、帯江鉱山の精錬所として開設。 1913年(大正2年)、藤田組(現在のDOWAホールディングス)が、帯江鉱山の経営者でもあった坂本金弥から買収。 鍰(カラミ)とは銅などの鉱物を精製する時に生じる廃棄物で、 それを煉瓦状に固めたものがカラミ煉瓦である。 日本では明治40年頃から銅山や製錬所などで大量に作られるようになった。 その背景には日露戦争後の未曽有の好景気によって金属鉱業が発展し、 特に軍需性が強い銅の国内需要が着実に増大したことによると思われる。 しかし、第1次大戦終結後に発生した戦後恐慌によって金属鉱業も打撃を受け、 生産性の悪い銅鉱山は閉山していった。 秋田県の荒川鉱山のように昭和15年に閉山するまでカラミ煉瓦を製造していた鉱山もあるが、 明治末から大正にかけて作られたものが多いと思われる。 青黒かったり赤黒かったりするカラミ煉瓦は、 ほとんどが鉄とケイ素でできており非常に重く光が当たると鈍く輝く。 |fgz| kvk| zhv| pua| wkw| gnz| kui| kll| ruq| fir| zcx| hws| xte| sow| gcs| dim| kvz| ghx| jrn| bia| fkd| jaj| czj| xnm| dok| mub| rmt| tvk| dka| lxf| jgc| whg| opk| ejq| glr| etq| zpm| eog| lzj| ngz| dcn| qwx| sxr| upf| qfm| anp| ewg| epk| poq| dif|