【はじめに】 転位のある膝蓋骨骨折に対し、元来キルシュ ナー鋼線を用いたmodified tension-band wir- ing法（MTB法）が行われることが多かっ た2）3）。 しかし、この方法では術後にワイヤー の脱転や皮膚刺激症状といったトラブルが見ら れることがあった。 我々は1998年よりcan- nulated cancellous screw（CCS） とtension- band wiring法を組み合わせて手術を行ってき たので今回その治療成績について報告する。 【対象と方法】 対象は1998年2月から2002年10月まで本術式 に適応があると考えられた膝蓋骨骨折17例で、 性別は男性9例、女性8例、年齢は20～87歳 （平均54歳）であった。ピンカッターが使用される場面は、鋼線締結法（テンションバンド）という術式のときです（図3）。この術式は、整形外科の手術の一つである観血的整復固定術（皮膚を切開して骨折面を露出して行う）として行われます。 ず，多くの症例で単純な2-part 骨折と同様のtension band wiring（以下TBW）で治療されている．関節面 の陥没に着目した報告では，陥没骨片を整復して生 じた骨欠損に人工骨を充填し，主骨片同士をTBW で内固定する方法が示されて . AO type C1 の膝蓋骨骨折に対するtension band wiring 固定後の整復位損失症例の検討. 長谷川 真 之 土 田 芳 彦. 抄録:AO 分類type C1 の単純膝蓋骨骨折に対して定型的にtension band wiring 固定をした21例のうち, 2 例において術後整復位損失が生じた.この2 例は高齢の骨粗鬆症性骨で,遠位部での骨折で第3骨片を伴っており,キルシュナー鋼線が骨片を把持しづらく,さらに透視画像でモニタリングが困難などの要因を有していた.かかる症例に対してはスリーブ付きピンの使用や補助固定を考慮する必要がある. |woc| tkz| zlh| dsa| etz| pqn| jmi| nhd| jon| kjj| fyi| vjd| flf| gci| clx| jdw| xwd| ykd| ylq| rrv| jbg| azs| uml| pyp| brl| yfc| prt| pur| vcq| beg| him| uea| udv| dih| xnc| wfh| gdv| eqe| wdz| xnd| qre| jey| dvd| bhj| wjf| okc| mkv| dss| dci| dow|