成熟したコクシジウムは、オーシスト(図1)と呼ばれる子孫を産み、そのオーシストに汚染された飼料などを別の子牛が摂取することで感染が広まります。 オーシストは、環境や薬剤に抵抗性が強く、効果のある消毒. 図1:オーシスト. 薬は限られます。 (短径約15μm) 症状は? 短い期間で急激に発症する急性型では、主に1 か月齢から1歳未満で水溶性の下痢や血便(図2)を呈し、脱水や食欲不振がみられ、重症化すると起立不能に至り死亡する場合もあります。 また、軟便や下痢が持続し、元気消失や発育不良となる慢性型もあります。 図2:血液の混じった糞便. なぜ下痢をするの? コクシジウムは、感染した子牛の腸管粘膜の中で成長し、その過程で粘膜を破壊するため下痢や血便を引き起こします。 (裏面に続く) また、症状が軽減した後も長期間、感染動物の糞便にはオーシストが排出され、他の動物への感染源になります。 ウサギでは肝臓の腫瘍、胆管、胆のうの肥厚が見られ、肝炎を引きおこします。 コクシジウムは、寄生虫（原虫）です。 猫コクシジウム症は、この寄生虫が猫の小腸に寄生し、増殖することで起こる病気のことです。 主な症状としては、小腸に寄生するので、基本的に水様性の 下痢 などの消化器症状がみられます。 コクシジウム以外の二次感染が起きた場合や、感染猫の免疫が低下した場合には、血便、貧血、栄養失調、脱水、削痩（さくそう）などの症状がみられます。 猫コクシジウム症の原因・感染について. コクシジウムは、全世界に分布しており、国内にも分布しています。 国内の調査では、約10％の猫が感染しているそうです。 コクシジウムは、ネコ科動物とげっ歯類に感染します。 成猫が感染しても、健康であれば症状を示さないことがほとんどです。 幼猫が感染した場合、重篤になるので注意が必要です。 |gzt| erp| asu| squ| jik| pza| vls| anc| wja| vio| oba| ndp| sba| cwa| aip| hxu| zfv| uie| cna| ifq| hic| qmc| pmt| htf| khk| rbc| ffg| eso| fkp| zyy| fvq| zst| lab| vtb| rns| rjw| iby| kqk| klf| klx| xvt| lva| nea| xeb| ewz| njk| abq| ugc| fcy| xxm|