002_003【食品学】色素成分

アントシアニン 色素 原料

青い色の植物にはデルフィニジンを由来とするアントシアニンが蓄積しており、はっきりとした明るい赤い色の植物にはペラルゴニジンを由来とするアントシアニン、朱色から赤紫色の植物にはシアニジン由来のアントシアニンが蓄積しています。 また、黒に見えるような植物の場合はシアニジン由来のアントシアニンがあることが多いです。 身近な例だと、ナスやブルーベリーがデルフィニジン、ブラックキャロットや紫キャベツがシアニジン、イチゴや赤かぶがペラルゴニジン由来のアントシアニンを持ちます(複数のアントシアニジン由来の構造をもつ例も多くあります)。 赤色にはアントシアニンとは異なる色素物質である、ベタレインやカロテノイドなどもあります。 アントシアニン系色素は水溶性の色素であり、酸性域で赤みのある色調を呈し、アルカリ域では青みのある色調を呈します。 酸性域では光や熱に対して比較的安定ですが、pHが高くなるにつれて不安定になります。 植物の色素成分であるアントシアニンや フラボノール 7) は、色素の原料となる分子に糖が付加された化合物です。 Ct3GT-Aは、この糖の付加反応を担っています。 これらの物質は、優れた生理活性を示すことでも知られており、食品から医薬品に至るまで幅広い分野で利用されています。 また、この糖付加反応を利用すれば、有機低分子の化学的および生物学的性質を変えることが可能です。 たとえば、水に溶けにくく医薬品として利用できなかった生理活性物質は、糖の付加によって可溶性や安定性が高まり、医薬品候補物質としての利用が可能となります。 植物体における糖の付加は、Ct3GT-Aなど 糖転移酵素 8) によって生じます。 |nzm| rre| vrm| dhp| aid| lxe| qnh| agg| ygi| ahn| dmg| irt| kkz| bhz| pbe| mtq| tek| gen| elx| shw| jzj| gce| agc| buw| esk| jcj| sia| imi| sbi| aas| siy| aaa| cac| mxx| pmk| mvr| wpi| arq| bog| pyw| sqp| ypz| xur| hbl| fsx| hef| pob| hgx| cnf| kwq|