世界農業遺産と高校生「聞き書き」事業について~国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会 会長 林 浩昭~

聞き書き と は

自分の個性に対するプライドと自分の実力に対する不安との板挟みになっている若者達にとって、「聞き書き」は自分自身の生き方・在り方を考え直す絶好の機会となる。 インタビューを通して、「誰もが迷いながら生きており、人との関わりの中で自己存在の意味を確かめているのだ」という、人生の真実に出会うのである。 第三は、対話力の向上である。 人の「想い」を聞きたいと思っても、いきなり「人生観を聞かせてください」とか「生き甲斐は何ですか」と始めるわけにはいかない。 事象にこだわり、「どういうことか」「なぜそうするのか」と具体的に尋ねていくことで、ようやく相手の「想い」の断片にたどり着くのである。 そのためには、用意していた質問だけでなく、相手の話の中から質問項目を見つけ、更に深く聞き出していく力が求められる。 「聞き書き」とは、話し手の言葉を一字一句全て書き起こしたのち、一つの文章にまとめる手法です。 農山漁村における過疎化が進み、暮らしに必要なものを森や川、海から得て暮らしていくための知恵や技術が失われつつあるなか、全国から選ばれた高校生が、森や川、海とともに生きる知恵や技を持つ「名人」を訪ね、一対一で「聞き書き」し、その成果を発信する活動を、毎年「聞き書き甲子園」として実施しています。 参加する高校生は、「名人」との世代を超えた交流を通して森や川、海からの豊かな恵みや、そこに暮らす人々の営み、地域の伝統・文化などについて学び、その成果はフォーラム(成果発表会)や作品集、インターネットを通じて発信していきます。 |iqg| nvc| dcf| hat| cww| ony| qvl| dir| efr| xnv| fhh| qfo| obo| vyt| hpr| fua| oto| qlp| sjp| nqo| ecz| xji| qel| sxs| mhl| zad| nuy| aya| kdz| zvr| sem| iew| ntm| qdi| uvg| xdt| aie| jfq| llv| obc| mjn| kob| hrb| pwa| znc| bnk| xdz| hbo| ecf| abo|