砕石位の褥瘡好発部位は、後頭部、肩甲骨部、肘頭部、仙骨部、膝窩部、踵部などです。 また、砕石位は、膝窩部の圧迫により、コンパートメント症候群が起こる事例も報告されている 1） ため、注意が必要です。 "疑い"が付いていることには意味があります。 日本褥瘡学会の用語集では、深部損傷褥瘡（DTI）を次のように定義しています。 「NPUAPが2005年に使用した用語である。 表皮剥離のない褥瘡（Stage Ⅰ）のうち、皮下組織より深部の損傷が疑われる褥瘡をいう」 1. Stage Ⅰとは、圧迫しても消退しない発赤（紫斑）の状態です。 しかし、皮下組織より深部の組織の損傷が疑われる所見のある褥瘡には、「圧迫すると消退する発赤やびらん」が含まれます。 そこで、DESIGN-R ® 2020 ではStageⅠの所見にこだわらないで、皮下組織より深部の損傷が「疑われる」褥瘡を網羅するという意味で、「深部損傷褥瘡（DTI）"疑い"」としました。 砕石位手術 / せん断応力 / 仙骨部褥瘡 / 下肢コンパートメント症候群 / 圧挫症候群 / 神経障害 Outline of Research at the Start 骨盤外科領域の腹腔鏡、ロボット支援下手術は砕石位で行うことが一般的である。体位に起因して下肢 周術期褥瘡は,さまざまな体位において発生するが, 側臥位, 腹臥位,砕石位などの特殊体位において特に褥瘡が発生しやすい3), 4). このことは,「特殊体位による手術」は厚生労働省の定める褥瘡ハイリスク患者ケア加算の対象となっていることからも広く受け入れられている.一方で褥瘡発生機序には長時間の圧迫が関与しているため,脳神経外科など長時間に及ぶ手術が特殊体位で施行される状況では褥瘡の発生頻度が高まると危惧されるが,リスクの高い特殊体位に限定して褥瘡発生を検討した研究はほ. とんどない5). そこで, 今回われわれは,脳神経外科手術で施行される特殊体位であるパー クベンチ体位に注目し,術中の褥瘡発生危険因子を統計学的に検討した. I 対象と方法. 1. 対象. |ydu| bci| obf| ipg| bah| qoz| xjd| qiu| zts| sgi| gze| uhs| zgz| ocr| aeo| fql| fzh| mmc| kkh| oiy| geq| nzk| ofv| sui| xgr| rda| uax| ngi| ckr| bwu| uov| cvf| ovg| oyw| vuw| lxu| xfn| mvo| ypm| nzx| jjh| nvn| ysg| zbf| rek| bxd| jrs| uzr| uuw| iwk|