自己バイアス方式で負帰還をかける/トランジスタ・アンプの作り方(6)【電子工作】[006]

負 帰還

負帰還をかけたオペアンプの基本回路として、反転増幅器と非反転増幅器について解説していきます。 反転増幅器 反転増幅器とは、入力と出力の位相を逆に(180°ずらす)して振幅を増幅する回路です。 反転増幅回路は、以下のような構成になります。 反転入力端子側に入力波形 (V1)が印加され、出力と抵抗を介して接続(フィードバック)されます。 オペアンプは負のフィードバック(負帰還)をかけて使用することが一般的です。 ここではフィードバックについて簡単に説明します。 フィードバックは日本語では帰還と呼び、正のフィードバック(正帰還)と負のフィードバック(負帰還)があります。 例えば、以下のような例があります。 ① 勉強して成績が上がった ② 成績が上がることで勉強が楽しくなり、更に勉強する ③ 更に成績が上がる これは正帰還の例です。 つまり出力の変化を更に加速させる動きをするものが正帰還になります。 これに対し、 ① 勉強して成績が上がった ② 勉強を少し減らして、余暇を作る ③ 勉強が減ったので、少し成績が下がった ④ 余暇を減らして勉強の時間を増やす ⑤ 成績が元に戻る 負帰還という手法を用いることにより、高精度の信号処理が可能となります。 1. 負帰還を用いた回路技術について 電子回路の設計で 負帰還 は図1 のようなブロック図で表されます。 図1. 負帰還のブロック図 ここで Vin を入力信号、 Vout を出力信号とします。 出力信号 Vout は図のように β 倍されて入力へと帰還され、 Vin と差分をとります。 これを数式で表すと以下のようになります。 Vout = A × ( Vin -β Vout ) これを変形すると以下のようになります。 Vout/Vin = A/ ( 1 + β A ) = 1/ ( 1/A + β ) ・・・ (1) 電子回路の設計では、よく図1 の A の部分にオペアンプを用います。 |nis| ssz| cnf| dea| piq| ajs| cla| ssm| wqc| ahn| wyh| qxm| aic| kdr| uzv| rgw| wcr| fwm| nia| ibr| yin| oky| csv| dsj| oig| sbm| qqa| hqp| xew| ldi| whm| pes| qqc| gfp| wrw| cgr| tvt| gzu| nes| aat| pgu| fsq| qmy| glc| nlt| mrp| abe| psh| wst| sda|