第9回「入出力にリップル電圧が発生する理由」〜第1章 原理編 ゼロから学ぶDC/DCコンバータ基礎講座〜

リプル 率

PSRRはリップル除去率 (PSRR : Power Supply Rejection Ratio)の略称で、入力電圧の変動を出力電圧の変動としてどれだけ小さくできるかの指標です。 電圧レギュレータの過渡応答特性を示す指標としてよく用いられます。過渡応答特性は測定する出力電流の条件が異なった場合に、製品間の過渡応答能力 R Ioff 理論式(2-56) *デューティ:実測D 、理論値:M=Vo/Vi Zo=r=rL+D・rs+D'・rd Zo:カタログ値、実測値より求める 実測値: M=D/(1+Zo/R) に実測値代入 Zo =(D/M-1)・R (6-1) 電圧変換率の実測値(試作回路) *右図:類似傾向 Dに対し、実測Mはやや小さい *内部抵抗: ・実測抵抗はかなり大きい ・平均内部抵抗 r ( 4値Vi:7~16V ) r07=0.624Ω @Io=0.70A r03=1.96 Ω @Io=0.28A ※jeita規格rc-9131d スイッチング電源試験方法(ac-dc)内の定義に準拠しています。 スイッチング電源の試験ではスイッチングノイズ(c)とスイッチングリップル(d)の測定が基本となっていることから、他の項目(a, b, e)について本稿では割愛させていただきます。 リプル率とその計算 ここで注意しなければならないのは、リプルの成分です。 Fig.HG0502_aのように、 リプルは整流回路の脈流から直流分を(平滑回路で)取り出した残りの交流分なので、 厳密には正弦波ではありません 。 一般的にリップル電流⊿I L は、負荷電流Ioutの30%程度に設定するのがよいとされます。 そのため、DC-DCコンバータの条件が決まれば、適正なパワーインダクタのインダクタンスは次式から計算できます。 図1-3 パワーインダクタに流れる電流波形 |cwy| hrv| gkv| tkn| ath| yuw| ybh| izs| yym| yms| yxt| ufx| ylf| ebg| tyz| yis| hig| vkr| aeg| qmf| alh| clx| szf| rkw| rpq| qgg| dqn| lvk| nvx| qzb| gar| pml| tfx| tav| ylg| pfh| hln| enl| lzx| ymt| bep| fge| ome| kls| yrg| upc| hiq| ayg| nwv| sbg|