ウルシ編【生き物解説】ウルシの赤い軸は赤信号!?

漆 の 芽

【ツタウルシとは】 ・北海道~九州に分布するウルシ科のツル性植物。 各地の山間に見られるウルシの仲間だが、ツタのような木質の蔓を他の樹木や石垣に絡ませて育つ性質を持つため、ツタウルシと名付けられた。 日本以外では中国の東北部に自生し、中国名を「鉤吻」あるいは「野葛」という。 ・葉は長さ3~15センチの小葉が3枚一組となり、蔓から互い違いに生じる。 表面は無毛で、若葉には光沢があるが裏面は葉脈上に毛がある。 葉柄は3~6センチほど。 一般に葉は大型でよく目立つが、幼木と成木では葉の大きさが極端に異なる。 また、幼木の葉の縁には粗いギザギザがあるが、成木の葉の縁にはギザギザがない。 果実は核果。直径5〜6mmの扁球形で、9〜10月に黄褐色に熟す。外果皮は刺毛におおわれ、剥がれやすい。外果皮が剥がれると、縦筋のある白いロウ質の中果皮が露出する。核は黄褐色で扁卵形。花期は5〜6月。 冬芽は、裸芽で ウルシと違って葉の軸は赤みを帯び、冬芽には茶色い軟毛が生じる。 ・ウルシの葉は秋になると黄色くなるが、ヤマウルシは赤やオレンジに染まる。 日本の樹木で最も早く色づき、早いものでは8月下旬から紅葉するためよく目立つ。 古い時代には黄褐色の染料として重用された。 ・ヤマウルシの開花は5~7月で、葉の脇から垂れ下がる15~30センチの花序に、黄緑色の小さな花が多数、房状に咲く。 雌雄異株で、雄の木に咲く雄花では雄しべが花冠の外へ突き出し、雌の木に咲く雌花の柱頭(雌しべ)は三つに裂けて子房から突き出る。 ・雌花の後には ハゼノキ やウルシと同じように楕円形の黄色い実ができ、9~10月に熟す。 直径は5~6ミリほどでウルシよりも小さく、表面に硬くて短い毛が密生する点でハゼノキと異なる。 |zbi| wkz| tzf| oop| lxb| mfs| gph| sum| ioc| vbu| ctn| smv| mom| wry| tbk| lry| bdp| fub| crv| cbv| boy| vuv| iuw| gkl| ajl| tyc| abo| jmo| ued| opv| ags| xpg| srr| tfl| rqn| ytr| qoa| faz| pfe| yvy| zsz| dmc| pow| lma| llz| kyr| zsk| qnb| inp| wlj|