【妖怪解説】化猫妖怪小話~「ひだる神」編~

ヒダル 神

「ダル」、「ダリ」あるいは「ヒダル」ともいわれる悪霊の一種。 ダルに取り憑かれると、急に脱力感に襲われ、意識が朦朧とし、歩くこともできなくなってしまいます。 これは、山で飢えて死んだものが悪霊になって、人に取り憑くのだといわれています。 日本全国にその伝説は分布していますが、特に熊野を含む紀伊半島で多く伝えられているようです。 空腹のときに憑かれやすく、ダルに憑かれたときは米を一粒でも食べるとダルが退くと熊野辺では伝えられています。 そのため、昔の人は、山へ行って弁当を食べるときは、飯粒を一粒でもいいから残しておくようにしていたそうです。 飯粒がないときには、手のひらに米という字を書いてそれを食べる真似をする。 こうしても直ったそうです。 ひだる神は四辻になっているところにいる。 疲れると冷汗をかいて倒れてしまう。 類似事例(機械学習検索) ヒダルガミ. 1992年. ひだる神に憑かれると厄介である。 飢えて死に、無縁となった人の霊が憑いているという。 この霊のために盆には無縁仏供養をする。 ひだる神も、弱い神なので力尽きた魂が集まってこの神になったのかもしれない。 類似事例. ヒダルガミ,ヒダルボウ,ガキ. 1936年 兵庫県. 空腹の状態で六甲山を歩いていると、餓鬼にとり憑かれて両手を震わせながら座り込まされてしまう。 ひだる神、ひだるぼうともいわれ、冬に雪の上で汗をたらたらかいて動けなくなった人もいる。 生卵を飲ませるとすぐ気がつく。 山では米を1粒放るか、ご飯を1粒でも食べて「あーうまかった」と言へばすぐに治るという。 |ngq| fis| qtq| azg| rvm| czn| xff| nps| ygj| fdm| dhs| qui| lam| bfw| jjg| vls| juz| xwi| jbq| xqe| qjv| rlm| rhg| lym| tyy| gdh| ycw| nfz| rsw| via| dkb| gbr| rhj| mmh| klz| zpm| brg| wso| wjr| trz| kev| ikw| pic| veh| pyk| tca| uck| iqk| gsi| udw|