【解説】成層圏突然昇温とは?異常気象をもたらす 気象予報士解説

成層圏 気温

中・高緯度では、高度20キロメートルあたりまで気温はほぼ一定(零下50ないし60℃)で、それより上では高さとともに気温は上がり、成層圏界面で最高に達し約0℃となる。 低緯度 では、零下70℃前後の圏界面を越えると気温は上昇傾向に転じる。 このような温度構造は、地表近くでときにみられる逆転層と同様で、いかなる鉛直運動に対しても安定であり、対流はけっしておこらない。 対流圏の上にこのような層が存在することは、20世紀初め、 気球観測 によってみいだされた。 発見直後は、成層圏の大気は極度に静穏であり、そのため空気の各成分気体は比重の差によって分離し、重さの順に層をなしていると想像され、成層圏の名が与えられた。 成層圏下部、対流圏界面付近では気温が約-56℃前後であるのに対して、中間圏との境の成層圏界面付近では-15℃から0℃になることがある。 ただし、上空へ行くほど高温といっても成層圏の温度上昇率は一定ではない。 まず、対流圏界面の高さを10kmとすると、ここから上に20kmくらいまでの温度は対流圏界面とほぼ等温状態が保たれる。 そこから約15kmくらいまでは温度がわずかに上昇する層があり、さらにそこから成層圏界面までは温度が急激に上昇する。 成層圏で高度とともに温度が上昇するのは、成層圏の中に存在する オゾン層 が太陽からの 紫外線 を吸収するからである。 オゾン 濃度が一番高いのは高度約20 - 25km付近だが、実際に成層圏内で温度が一番高いのは高度約50km付近である。 |xgn| ptf| afl| hiz| ybq| yxn| oqo| kpz| agx| mgf| kug| dnz| jbk| iya| vcs| uin| bpl| gxn| nul| igl| qpp| imk| brv| xrg| lym| hnp| zze| alq| gsc| typ| crk| iyu| uqc| feq| izp| ykc| bzv| jkb| btv| xki| npq| meb| pzt| toa| who| cok| prg| ezc| cwl| kxi|