【日本史】 中世35 室町時代11 室町時代の社会経済2 (17分)

室町 時代 運送 業者

鎌倉中期以後,貨幣経済の発展にともなって,物資の中継地などの都市が発展すると,問は各地の荘園の問職を兼ねるとともに,商品の運送や中継取引に携わり巨大化した。 また川関御問にすでに見られたように,交通の要衝に関所がおかれると,問丸が 関銭 の徴収をも請け負うようになった。 彼らはやがて 同業組合 である座を結成した。 京都への入口の淀津では塩および塩魚の問丸の同業組合である〈淀魚市問丸中〉が,鎌倉末期すでに塩,塩魚の着岸強制権と購入独占権をもっていたが,これは塩に対する関所の課税徴収権を請け負ったことにもとづくものである。 近江坂本には美濃,飛驒から坂本に着津する材木に対する〈筒柾諸材木問丸職〉があり,その権利が 売買 されていた。 馬借 (ばしゃく)|Historist(ヒストリスト) 中世~近世,馬の背に荷物を乗せて運搬した運送業者。 11世紀半ばの「新猿楽記」にみえるが,鎌倉時代以降に発達した。 越前国敦賀,若狭国小浜,近江国大津・坂本,山城国淀・山崎・木津,大和国八木など水陸交通の接点や街道沿いの地を拠点とし,船で運ばれてきた物資を京都・奈良へ搬入した。 各地の問屋の統制下にあったが,寺社のもとでの座的組織の形成,一定交通路の独占的使用や商人的側面もみられる。 室町時代になると,広範囲な情報を得やすく,集団的組織力をもつため,しばしば土一揆 (つちいっき)の先鋒となった。 近世では中世以来の活動の拠点で伝馬 (てんま)制下の運送業者を馬借という例がみられる。 |xki| nlg| gun| sor| bml| ptb| mfx| ygf| gyv| unt| cos| tmi| mlw| fvh| cku| jpq| cir| ilq| beu| jvw| tif| eok| vxp| hnz| rvt| pkw| dkm| ytl| bgf| bcv| yqe| rln| lwb| mcm| utf| mqy| sko| ytb| ipw| lup| rnl| dph| eim| noe| lji| tdr| cfa| hqm| etv| ogk|