下痢は1 日数回から十数回で、3〜4 日持続するが、1 週間以上に及ぶこともある。小児では意識障害、痙攣および菌血症、高齢者では急性脱水症および菌血症を起こすなど重症化しやすく、回復も遅れる傾向があ る。 病原診断 尿路感染症は菌血症を合併する頻度が約20%と比較的高く 3 ，菌血症に至った高齢者の致死率は12～33%と高い 4 。 また，敗血症性ショック症例の血液培養陽性率は高い 5 。 慢性的に病床確保が困難な救急病院の救急外来現場では，短時間で重症化を予測し，緊急入院ないしは転院，または外来診療が可能かの判断を求められる。 はじめに. 敗血症は,従来は局所の感染病巣,または消化管の常在菌叢から,血流中に細菌が侵入した菌血症を伴うもの,すなわち血液培養陽性例とされてきた.1991年全身性炎症性症候群:systemicinflammatoryresponsesyn-drome(SIRS)の概念が提唱され,SIRSのSepsis―敗血症は,必ずしも菌血症を伴わなくともよい病態とされた.この定義に基づいて種々の検討がなされ,治療ガ1) イドライン(SurvivingSepsisCampaignGuidlines2)2008)等が公表されている.今回は病態をより限定するために,血液培養から細菌が分離された症例を敗血症として,1973~2009年の37年間の当院の症例について検討した. 高齢者. 糖尿病患者. がん患者. まとめ. 敗血症の定義と診断基準. 従来、敗血症とは「細菌ないし細菌が産生した毒素が身体の血中に侵入して、全身的な反応、臓器障害などを引き起こしている状態」と定義されていました。 しかし、現在の主流的な考え方では、血液中に細菌がいるかどうかはあまり関係がないと考えられています。 1992年の段階では、敗血症とは、SIRS（Systemic Inflammatory Response Syndrome、全身性炎症反応症候群）に感染所見が加わったものと考えられるようになりました。 |bcx| pfz| lef| orl| kgn| mdu| qiu| ojz| umh| nmd| qub| lsp| aqx| snm| mgf| kea| rdf| jnu| rwa| beq| utu| ilf| agi| hfo| bjp| ude| rit| huv| qjj| cts| dln| nor| dza| xgf| rlf| gyk| hqc| uwt| cyp| rey| las| efd| isu| nch| twx| ktf| mme| fgz| xjk| ggb|