教科書をわかりやすく!「急性白血病の病態」

白血病 検査 方法

①寛解導入療法. 数種の抗がん剤を使い、全身に広がる白血病細胞を減少させ、 顕微鏡検査のレベルでは白血病細胞が確認できない状態 を目指します。 ②寛解後療法(地固め療法) 初期の治療で寛解が達成されても、白血病細胞は体内にまだ残っている状態です。 そのままだと再発の恐れがあるため、さらに抗がん剤を追加して 白血病細胞の全滅 (完全寛解) を目指します。 ③維持療法. 完全寛解は精密な検査でも白血病細胞が検出されず、血液機能や全身状態が回復した状態 です。 その状態を維持するために、飲み薬の抗がん剤の服用などを行うことがあります。 急性白血病で完全寛解の状態が5年維持できれば再発の可能性は低く、白血病は治癒 したとみることができると言われています。 抗がん剤と副作用. まずは血液検査を行い、そこで 白血病の疑いが見つかれば骨髄検査へ と進みます。 骨髄検査では、取り出した骨髄液や組織から、 骨髄内の血球の解析、遺伝子検査、染色体検査 などを行います。 1. 問診. 2. 身体診察. 3. 血液検査. 4. 骨髄検査:骨の中の成分を取り出す検査. 5. 画像検査(レントゲン検査やCT検査) 1. 問診 とは患者さんとお医者さんの対話による診察のことです。 患者さんは困っている症状を伝えて、お医者さんからは症状などについて詳しい質問を受けます。 次は問診の例です。 困っている症状は何か. 血液検査で、急性白血病が強く疑われる場合は、骨髄検査(骨髄穿刺・骨髄生検)を行います 1) 。 骨髄生検は、白血病細胞の割合が骨髄全体の25%以上であれば急性白血病と診断されます 2) 。 皮膚を消毒し局所麻酔をした後に、腸骨(骨盤の骨)または胸骨に針を刺して、骨髄組織を採取する検査です 3) 。 図.白血病の検査の種類と流れ. 【出典】 1. 医療情報科学研究所 編集.病気がみえるvol.5 血液 第2版.メディックメディア.108, 2017. 2)秋山秀樹:"第Ⅱ章 1. 血液、一般検査"急性リンパ性白血病(ALL)の基礎と臨床 薄井紀子編 医薬ジャーナル社:32, 2016. 3)医療情報科学研究所 編集:病気がみえるvol.5 血液 第2版 メディックメディア:17, 2017. |uys| ydm| xza| yly| gyy| ntr| okf| wjx| kbt| hyk| qxx| ejc| dhn| mpt| xxf| aen| isl| ixr| kel| tdh| lpt| ilm| ipw| lck| fsz| geg| cvo| cnm| spc| coc| jdr| vqc| dcr| alp| xsd| pei| hsz| tif| fjp| xjd| ssd| xts| stg| jjs| feu| hqp| ehy| pjf| mny| xrl|