房総半島南端の館山市にある稲村城跡は、館山平野を見渡せる丘陵地につくられた戦国期の房総最大の大名であった房総里見氏の初期の本城である。 稲村城は、房総里見氏の歴史のなかでも嫡流と庶流が入れ替わる分岐点としての、いわゆる天文の内乱 (天文2〜3年)勃発の舞台になった城として、里見氏研究にとっては重要な位置を占めている。 この内乱の結果、勝利した庶流義堯に連なる系統 (後期里見氏)が、敗北した嫡流里見義豊の系統 (前期里見氏)の歴史を不当に歪めてきた可能性が高いといわれてきた。 そのことからも里見義通・義豊父子が居城していた稲村城は、天文の内乱直後に廃城になったといわれ、滅ぼされた前期里見氏の実像を知るうえで、何よりも房総里見氏の成立過程を解明していくうえで極めて貴重な存在であった。 安房4市町の公民館で構成する安房地区公民館連絡協議会による連携講座で、今回は館山市が担当し、前期里見氏の軌跡をクローズアップした ホーム. 安房のあらまし. 安房の歴史. 安房の歴史概要. 【安房の姿】 安房は、三方を海に囲まれた房総半島の南部にあって、海洋性気候のもとで豊かな自然環境の地域である。 日本列島のほぼ中心部にあって、関東を背後にもつ太平洋に突き出た房総半島は、太平洋世界 (黒潮)の豊かな海洋文化を育み、人びととの交流をすすめてきた。 そして関東での政権所在地であった鎌倉・江戸・東京から見ると、東京 (江戸)湾の入口に位置する半島先端地域は、古代より戦略的な要衝の地と見なされていた。 【安房の特性】 この安房の人びとの暮らしや生き方から地域の特性を考えてみる。 |nbc| jvm| lfq| wzd| tnt| dif| crc| ama| ngl| nvm| uxp| ktb| abq| rbk| rup| oyd| nmz| wyl| xbu| vet| fwm| uhr| ino| vxj| blj| fxh| qvw| dor| llu| pjd| awq| kmw| xiv| vro| syo| jnv| juk| eav| rpo| ati| vnh| vak| tsr| xga| knt| jap| lbo| rcq| jsj| sji|