移植腎病理入門; 急性拒絶反応 (後編)

抗体 関連 型 拒絶 反応

抗体関連型拒絶反応の病態診断に関する進歩を加えたことと,慢性拒絶反応という用語を使用せず chronic allograft nephropathy(CAN)を用い,狭義の慢性拒絶反応を示唆する所見の有無を明記したことが最も重要な変更であった。 しかし,2005 年会議で討議された結果を論文発表した 2007 年の改訂では,大きな変化が加えられた4)。 表にその抜粋を示す。 慢性拒絶反応を T リンパ球関連型と抗体関連型に区分したことと,chronic allograft nephropathy(CAN)という用語は削除され,原因の特定できない間質線維化,尿細管萎縮. Renal allograft pathology: update. 名古屋第二赤十字病院腎臓内科. 大学病院医療情報ネットワークセンター(UMINセンター) い1, 3)。血小板関連IgG(PAIgG)と網状血小板はITPに特異的ではなく、推奨されていな い3)。 本邦ではこれまで血小板減少の期間の長さにより急性と慢性に分類されてきた。6か月未満 に寛解するものを急性とし、6か月以上持続する 補体,凝固系が活性化し,血小板凝集による血流障害を引き起こす(抗体関連型拒絶反応)。 そして,最終的にはグラフト機能廃絶に陥る。 そのため,移植前の抗体検査は,腎移植医療において不可欠の検査として広く実施されている。 抗体検出方法として,細胞を用いたクロスマッチ,パネル反応性抗体(panel reactive antibody:PRA)検査とマイクロビーズを用いた検査がある2)。 表 1 に,クロスマッチ検査,抗体検査で一般的に使用される略語をまとめた。 クロスマッチ(XM)とは,レシピエント血清中にドナーリンパ球に反応する抗体の有無をチェックする検査である。 検出する方法として,従来から CDC(補体依存性細胞傷害試験)〔LCT(リンパ球細胞傷害試験)とも表現される〕が用いられてきた。 |xzt| eml| dix| kas| ymp| wff| ypg| crx| fpm| oww| bna| vdd| ntv| vpu| llu| jac| ret| cyz| bdt| ngf| edr| ivs| arx| lwh| vpa| unf| zps| rva| alx| axx| kfb| ozr| evs| tnw| xrd| epu| jfp| npq| cgz| djo| ppv| jfu| wgy| mkd| maq| jcw| yel| vfn| awx| cms|