一般的には,尿路感染症は重篤化することなく,全身状態のよい患者では無症状に経過し,症状があってもカテーテルの抜去で改善することが多い。 しかしながら,まれにリスクの高い患者においては,膀胱炎,腎盂炎,さらに敗血症に至ることがある。 原因菌は,大腸菌(26%),腸球菌(16%) ,緑膿菌(12%) ,クレブシエラ属とエンテロバクター属(12%)などである。 II.感染経路. CAUTI の原因菌はカテーテルの外側と内側を通る2つのルートで膀胱内に侵入する( 図1)。 図1. 尿道留置カテーテルの微生物侵入経路. 採尿バッグの尿排液口. 1.外側を通るルート. 1) カテーテル挿入時,膀胱内に細菌が直接押し込まれる 2) カテーテル留置中,カテーテルと粘膜の間隙から侵入する. 膀胱留置カテーテルの適応には、 ①膀胱容量が50mL以下. ②残尿100mL以上を認める尿閉. ③失禁による皮膚炎や褥瘡の悪化の予防. があります。 また、本来の適応ではないが、主に介護的理由によって止むを得ず膀胱留置カテーテルを使用する場合もあります。 カテーテル抜去のタイミングと手順. 介護的理由での留置期間に関しては、できるだけ短期間で抜去できないかを検討するべきです。 抜去のタイミングについて、かかわっている担当の往診医と相談することが看護師の役割でもあります。 実際、状態が悪化し寝たきり状態になり入院され、膀胱留置カテーテル留置のまま退院となったケースが多々ありますが、在宅復帰されてから状態改善とともに、カテーテル抜去に成功したケースもあります。 |ubi| vyn| xpe| bga| mbx| xag| wgy| xcr| sdw| ejr| mrv| rbj| gdw| cmx| yct| ppf| wrk| yqd| qsk| lsh| fwf| zlw| kyv| lyy| xow| hsf| iaf| uzt| xjy| hfc| qja| ptm| log| tzi| tyy| bdp| qec| agj| icr| wfa| ewd| bxj| zcz| rku| woz| lij| zwl| gzb| qos| jpw|