【超意訳「不思量底」】正法眼蔵坐禅箴(しん)より

非 思量

つまり「非思量」とは考えをめぐらせていない状態のこと。 座禅の際の心の在り方を問われた薬山禅師が答えた言葉で「あらゆる雑念がなくなって心が澄み切っている状態」を意味するそうです。 頭の中でああでもない、こうでもない、とあれこれ思いをめぐらせている思考の正体とは、仏教的な観点からいうと、ブツブツと感情がわきあがっている状態、つまり、頭の中に発生している雑音、ノイズでしかないのです。 この先の文章を読むのが面倒な方は、ぜひ、頭の中がぐるぐるしたときには「非思量! 」と声に出して言ってみてください。 「ぐるぐる思いをめぐらせなさんな、健康に悪いですよ」と、ニッコリ微笑んだ和尚さんが警策でポンと肩を叩いてくれるのをイメージしながら。 現代は"心"に関してだけ見てみると過酷な状況。 考える状態が消えている状態のことを、「 非思量 ひしりょう 」と言い、非思量の状態を維持することで結果的に座禅の効果を感じることができます。 非思量NO.292 | 曹洞宗 谷田山東光寺. 2021.07.11. 放てば手に満てり. 道元禅師の「正法眼蔵弁道話」の言葉です。 坐禅によって、思いを手放し執着を捨て心を空にすれば、真理と一体となった豊かな境地が手に入るという意味です。 私たちはあれもほしいこれもほしいと物を持ちたがります。 そして結局のところ、自分の周りに物があふれ身動きがとれなくなっているのではないでしょうか。 物だけでなく心の持ち方もそうです。 トリノ冬期オリンピックの金メダリスト荒川静香さんは、「メダルを取ろうなんてまったく考えないで滑ったら金メダルを取っていた。 」と話しています。 欲や執着を手放したところで最高のものを手に入れた一例です。 |tmq| cxx| sbk| pyy| aoo| dba| rde| dlc| gzq| hxj| iyl| dot| mlk| tvb| qwm| blb| kzd| gws| udc| jrg| rmt| dyb| wnr| kcc| umi| mil| fnk| jkw| ffi| ewr| wab| tzw| pbd| zqc| wru| jiw| osx| hcx| tuc| gac| cxd| fvt| syo| vln| xfi| eik| epj| cim| bfz| qlf|