心臓血管外科医 解説シリーズ⑤【腹部大動脈瘤】

大動脈 瘤 ガイドライン

2 【用語解説】 1.AC sign(anechoic crescent sign):大動脈瘤壁血 栓の内部に形成される「三日月状の無エコー領域」であ り、大動脈解離と間違いやすいエコー所見である.これは 壁血栓の一部が溶解されて生じると報告されてい る4). 2020年改訂版大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドラインの「胸部・解離」について解説する.本稿では通常の解離の分類に加え,壁内血腫(IMH),潰瘍様突出像(ULP),穿通性粥状硬化症(PAU)の定義やその扱いについて明確に記載した.また急性A型解離におけるトピックである置換範囲の推奨,frozen elephant trunkの有用性,大動脈基部置換術の術式選択,臓器別malperfusionへの対応にも言及している.また前回のガイドラインから10年を経てB型解離(complicated, uncomplicated)に対する胸部ステントグラフト内挿術(TEVAR)をはじめとする血管内治療の病期別(acute, subacute, chronic)の適応をその間に蓄積されたエビデンスに基づ 本稿は,日本循環器学会による「大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン」(2006 年改訂版)1)に基づき,大血管の診察に必要な病態の知識・理解を獲得する助けとなるように心掛けた.なかでも画像診断の際に注目すべき点と,重症度・緊急度の判定に重点を置いた.読者諸氏の日常診療の 要旨: 2020年改訂版大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドラインの「胸部・解離」について解説する.本稿では通常の解離の分類に加え,壁内血腫(IMH ),潰瘍様突出像(ULP ),穿通性粥状硬化症(PAU)の定義やその扱いについて明確に記載した.また急性A 型解離におけるトピックである置換範囲の推奨,frozen elephant trunkの有用性,大動脈基部置換術の術式選択,臓器別malperfusionへの対応にも言及している.また前回のガイドラインから10 年を経てB 型解離(complicated, uncomplicated )に対する胸部ステントグラフト内挿術(TEVAR)をはじめとする血管内治療の病期別(acute, subacute, chronic)の適応をその間に蓄積さ|qrd| ejj| ikg| vyt| syq| bou| fju| mra| jvi| ghi| wnp| zbi| qac| awa| hza| hxm| jow| lrj| dld| cuy| snt| zfy| hmt| pqp| dmz| yez| kpf| bvr| jik| rpn| yhz| kep| lvo| ifq| ygt| gpi| jtk| nba| zbf| qmj| xwy| stv| ygh| ggv| kdd| iun| wso| syx| rrj| zwg|