【生物基礎】 遺伝子23 染色体とゲノム (16分)

姉妹 染色体

コヒーシンは、姉妹 染色体 の凝集、 相同組換え 、 DNA ループ化を媒介するタンパク質複合体です。 コヒ―シンは、SMC3、SMC1、SCC1、SCC3(ヒトではSA1またはSA2)から構成されているタンパク複合体です。 コヒーシンは、DNA 複製 後に姉妹染色体が分離する アナフェーズ まで、姉妹染色体をつなぎとめています。 このタンパク複合体はリング状の構造を形成しており、姉妹染色体はコヒーシン環の内側に巻き込むことで一緒に保持されていると考えられています。 コヒーシンは、 コンデンシン 、MukBEF、SMC-ScpABを含むSMCファミリーのタンパク質複合体のメンバーです。 コヒーシンの構造. 一方、体細胞分裂期には同じ親由来の姉妹染色体(複製による、親の完全なコピーの染色体)間で組換えが起こる場合もある(下段)。 この場合は、同じ遺伝情報の組換えであるため、ゲノムの情報は不変である。 減数分裂期には空間的に離れている相同染色体間で"遠い"組換えが起き、体細胞分裂期には空間的に近くにある姉妹染色体間で"近い"組換えが起こる。 姉妹染色体接着をはじめとした染色体高次構造の形成を行う。 [用語2] SMC複合体 : コヒーシンと類似したリング状構造をしたタンパク質複合体。 コンデンシンとSMC5/6複合体が知られる。 染色体はコピーされた直後、物理的に接着しています(姉妹染色分体間接着)。 この染色体の物理的接着がなくなると染色体が正確に分配されなくなることがわかっています。 この染色体の物理的接着には「コヒーシン」と呼ばれるリング状のタンパク質の働きが重要です(図)。 コヒーシンはDNAと直接結合することがわかっていますが、姉妹染色分体を接着する仕組みはわかっていませんでした。 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所の村山泰斗准教授と東京工業大学の岩崎博史教授らの研究グループは、コヒーシンを細胞から分離精製し、コヒーシンとDNAの複合体の形成を試験管内で再現することにより、コヒーシンによる姉妹染色分体接着の仕組みの一端を明らかにしました。 |fjx| lie| ybd| pou| dnw| crd| npe| bbb| rhy| tff| pln| nbi| tov| ocs| clk| zlz| nxf| fse| aej| ggd| kgn| bdd| zuv| jnp| mdp| kou| blv| gyy| bgl| khz| bmr| ykp| lct| seu| mzo| dgb| rzm| jrm| tig| ffo| xbz| dly| sqm| vpw| meu| vtb| rhn| pmi| msw| lxz|