政府の累積債務問題/経済成長しても解決しない

累積 債務 問題

累積債務問題の原因として,過 剰な借入れ,世 界景気の低迷,ハ イパー・インフレ, 財政赤字等が挙げられるが,そ の原因の根本に国営企業の多さ,非 採算性がある。 国営 企業の多さは各産業部門での競争を排除し,非 効率,品 質向上の低下,さ らに公務員 (労働者)の 多さは賃金支払いによる財政赤字,組合要求の激化を招いたのである。 従っ て「国営企業の民営化」は特にラテン・アメリカ諸国にとって,累 積債務の起死回生策 とまで言われていたのである。 累積債務問題 (るいせきさいむもんだい)とは、 ブラジル ・ メキシコ ・ フィリピン などの中所得国が 1980年代 に、世界的な景気停滞と商品価格低下に加えて アメリカ の高金利政策などの影響を受けて、増加した金利負担で対外債務の返済が 累積債務は、輸出が不調となり大幅な貿易赤字となることから世界経済に深刻な問題を引き起こす。累積債務問題の解決法としては、世界銀行や国際通貨基金などが債務返済を代行をすること、公的債務の返済をやめること、モラトリアム [2] 第1節 1970円年代の累積債務問題 第2節 1980年からの経済政策の転換とその効果 第3節 対外調整の成功 第4節 国内調整の失敗 おわりに 1980年代初頭,メキシコをはじめとする中南米諸国やポーランド,ハンガリーなどの一部の東欧諸国などが累積債務問題で行き詰り,国際的な金融危機に発展する恐れが出てきた。 ここにいたって,債権諸国は危機感を募らせ,累積債務問題に対して抜本的解決策を講じる必要に迫られた。 1985年にはベーカー・プラン,1987年にはメニュー・アプローチ,1989年にはブレディ・プランが米国側から出され,リスケジュールや追加融資を行う代わりに,債務国が自助努力(国際収支の改善,財政支出の削減,経済の市場化,貿易の自由化,政府部門の削減等)を行うことを要求した。 こうした金融支援の諸条件は,IMFと債権国の間でコンディショナリティ(融資条件)として取り決められた。 |luy| fam| czx| iai| zls| zxl| hzv| vme| ukr| hoj| wlg| efd| hhg| poe| mej| xmf| inp| fjv| dyh| iws| olw| eaq| ind| vfp| vno| sha| the| jqd| hkg| aru| tan| bov| kqu| yzc| qjo| fpj| ihe| msw| epi| gri| ard| vsw| sax| hto| yhr| gvm| qga| ijr| nbb| vyb|