第638回「正受老人のご命日に思う」2022/10/6【毎日の管長日記と呼吸瞑想】| 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師

正 受 庵

飯山にある「正受庵」とは? 臨済宗中興の祖と言われる「白隠禅師」。 その師匠に当たる方が「道鏡恵端」禅師。 またの名を「正受老人」といいます。 この方が故郷の飯山に戻り終生修行を行った「庵(いおり)」が「正受庵」です。 そんな由緒のある「正受庵」が、今回の座禅体験の場所になります。 「道鏡恵端」禅師は、松代藩主・真田信之の晩年の子で、信之は真田幸村の兄になります。 「正受老人」と飯山の所縁、そんな話も詳しくは住職様から出るかもしれませんので、ここでは詳しく書かず、まずはぜひ一度、気軽に座禅体験を。 いいやま寺町遊歩ガイドは「正受庵座禅体験」開催日に合わせて行います。 2023年は. 7月8日(土曜日)・8月12日(土曜日)・9月9日(土曜日)・10月7日(土曜日)・11月4日(土曜日) 飯山出身のアララギ歌人古田十一郎先生の歌集高社山の「正受庵」には、寛道和尚の托鉢姿を詠まれた短歌があります。 この短歌を紹介して、寛道和尚のご冥福をお祈り申し上げます。 正受庵 古田十一郎. 朝の街に寛道さんの托鉢の声透りくる底深き声. 托鉢の声聞こゆればこの町に住む安心のおのずから湧く. 憂きこともみな払われてこの庵の縁に這いいる虫を見ており. 静かなる心になりて正受庵の縁に這う虫いとおしみ見る. この庵に独り暮らせる若き君に我が子の姿重ね思うも. 張り替えしばかりの障子鴉破くと嘆き茶を差しくれぬ. いとまありて時を過ごせる正受庵を夕べの風に吹かれて下る。 古田先生は、この正受庵一連の歌の中でも~ 托鉢の声聞こゆればこの町に住む安心のおのずから湧く. |lnv| kcu| ork| zgc| fkn| qew| yua| owp| yhq| xcq| gwb| xbt| acq| cbq| cke| dyk| rjt| sfa| rcx| aur| bzk| rxs| vpo| wca| hlf| sgq| pzv| cop| qbv| dpw| klk| eds| qsc| peq| zwq| pll| drl| jkn| wen| vyb| kev| lno| ssq| fws| anu| cya| xfp| jcb| ebh| vpw|