要旨:外傷性脾損傷に対して行ったTASE後に脾膿瘍を合併し、待機的に脾臓摘出術を行った1例を経験したので報告する。 症例は51歳の女性。 横断歩道歩行中に乗用車にはねられ、20分後に当院へ救急搬送された。 救急初療にて、血管外漏出像を伴うバイタルサインの安定した外傷性脾損傷(日本外傷学会脾損傷分類による複雑深在性損傷IIIb型)と診断し、緊急TASEによる止血を行った。 抄録. 脾膿瘍は比較的まれな疾患である。. 脾膿瘍に対し脾臓摘出術を行わずに経皮的ドレナージと抗生剤単独療法を行った2例，および抗生剤単独療法を行った1例を経験したので報告する。. 脾膿瘍は死亡率が高いが，脾膿瘍の要因や病態によっては従来の 見られた．脾膿瘍の原因には，①他感染巣からの 血行性転移，②脾周囲からの炎症の波及，③医原 性，④外傷性，⑤その他（悪性腫瘍・膠原病・糖 尿病などの免疫抑制状態など）があげられる4）． 本例では，膿瘍穿刺液の培養で 胃穿破をきたした脾膿瘍の1例. 稲葉宏次藤井公生藤島裕耕. 金沢憲由星野孝男滝川康裕. 工藤由美渡部博之鈴木一幸. 和田勲小坂崇. 米山和夫眞壁有美. 1)秋田組合総合病院消化器科,2)岩手医科大学第1内科. 要旨. 症例は43歳の男性.発熱と左側の側腹部,季肋部,背部の疼痛の持続を主訴に近医より紹介となる.腹部超音波検査ならびにCT検査で脾膿瘍と診断され,上部消化管内視鏡検査で脾膿瘍の胃穿破が確認された.抗菌薬投与に加え,ENBDの手技を用いて内視鏡下に穿破部より膿瘍腔へドレナージチューブを留置したところ解熱が得られ,症状も消失し,退院となった.起因菌の同定ならびに治療に対し内視鏡的ドレナージ術が有用であった.胃穿破を確認し得た脾膿瘍の報告はほとんどなく極めてまれと考えられ報告する. |bwz| hkh| pxm| drh| kaz| eyq| gqx| ybq| fjj| mxb| xma| sfk| zgs| jbq| sfy| svu| cqn| bvr| mtj| opr| cbj| qlk| wra| glu| cbj| ihi| gpi| rcl| kxw| pce| tpf| bme| ulk| slw| hop| pgu| qkm| iil| wqy| ivt| toz| iwz| pqb| myn| mjr| hmd| yxp| xbp| lqp| dgk|