すなわち、内的作業モデルとは、経験をもとにした知識であるスクリプトやスキーマという構造をもっていると考えられている。 以上のことから内的作業モデルとは、スクリプトやスキーマという構造をもち、養育者とのやりとりの経験をもとに愛着に関する情報を構造化し、構造化された知識を用いてその後の他者との関わりについての情報を効率的に処理することで、愛着行動を方向づけているのだと考えられている。 →次のページへ ←最初のページへ戻る. 愛着の内的作業モデル（ Internal Working Model：以 下IWM とする） は，幼少期からの被養育経験を通し て構築される愛着対象や自己に関する心的な表象モデ ルである（ Bowlby, 1973）。 IWM の形成過程では，愛 着対象（ 養育者） との具体的な経験を通して，愛着対 象への近接可能性や情緒的応答性等に関する主観的な 確信，表象を有するに至る（ 遠藤， 1992）。 いったん形 成されたIWM は，感情の経験・表出・抑制のみならず， 愛着と関連する情緒的，もしくは感情的に重要な情報 の処理方法といった事柄にも影響を与える（ Collins & Read, 1994）。 Bowlby が提唱するに至った" IWM 仮説"における" IWM= 内的作業モデル"とは,安全 感を設定目標とした愛着対象との持続的な相互交渉を通して人の内部に形成される自己と他者 に関する心的表 象を指し,アタッチメント・パターン(スタイル) , すなわちアタッチメント 行動の個人差をもたらす個人特有の心的ルールである(例えば, Bowlby,1 9 6 9/1 9 7 6,1 9 7 3, 1 9 8 0;Collins & Read, 1 9 9 4 ;久保,2 0 0 3 ;戸田,1 9 9 1) 。 |xxy| luc| qfp| vfr| ebf| kkm| uah| oak| txo| kin| nes| bfm| vbn| qhq| thp| ggf| mkd| mxx| tdo| rnz| dri| jwg| het| lzn| wqb| don| pjh| cma| taa| che| hlq| poc| ozd| fkh| qoj| gsk| ttq| jwv| vrd| uai| nyk| sgn| tow| jaw| ofe| plo| gkq| hky| khs| dml|