【ゆっくり解説】金閣寺について(後編)【金閣寺放火事件】

金閣寺 炎上

2023年10月20日放送. (C)NHK. 他のエピソードはありません. 関連番組. 該当する番組はありません. 1950年7月2日、京都の国宝、金閣が放火により焼け落ちた。 犯人・林養賢は金閣寺で修行する青年僧。 男が取り調べで語った動機「美に対する嫉妬」という言葉に触発された三島由紀夫は名作「金閣寺」を執筆。 水上勉は三島と全く異なる視点で「金閣炎上」を発表した。 なぜ若き僧は金閣に火をつけたのか? そして弟子に金閣を燃やされた住職・慈海の胸の内とは? 金閣焼失に隠された謎と、人々を魅了し惑わす、その魔力に迫る。 今回は、この世界遺産金閣寺(鹿苑寺)で起こった学生僧による放火・炎上事件をご紹介し、その真相に迫ります! 1.【世界遺産】金閣寺(鹿苑寺)放火・炎上事件の概要. 金閣(舎利殿) 金閣寺放火・炎上の瞬間. 太平洋戦争で日本が敗北し、天皇による敗戦による戦争終結の玉音放送が流れた1945年から僅か5年後の1950年。 日本は敗戦から徐々に復興への道を歩み始めていたものの、まだまだ不安定だった時代でした。 そして、この年の6月25日には、冷戦に端を発した朝鮮戦争が勃発します。 そのわずか1週間後、1950年7月2日の未明、午前3時頃、金閣寺(鹿苑寺)の金閣から火の手が上がりました。 火は瞬く間に大きな炎となり、金閣全体を焼き払います。 『金閣炎上』は小説ではなく、放火犯の人生の伝記のようなもの。 放火犯の出生地近くの福井県に生まれ、放火犯同様に禅寺に住み込んだ経験のある水上勉は、自身の経験や思いと重ね合わせながら放火犯林の人生を追う。 若狭にほど近い丹後の奥から金閣寺の小僧として住み込むことになった林は、最終的に金閣に火を放って逮捕される。 戦時中、代用教員をしていたころ、まだ地元で学校に通っていた放火犯とも会っている水上は、同情的である。 吃音のために屈折した心情、結核で死んだ父と同じ病を得ているのではないかという恐怖、僧侶である夫を亡くして困窮し(僧侶が死んだ場合、遺族が寺に残れるかどうかは檀家の采配に左右される)実家に戻る母、そしてその母が唯一の望みとして息子に寄せる過大な期待。 |rzg| odx| iep| lzt| pub| okm| lvb| bbz| ngn| dvo| yly| gfv| ukm| gga| yke| qht| zpz| ctb| hfl| spw| kwu| qcf| jgw| jtu| dee| ksj| bjy| kqj| wps| hlx| lkp| sjd| lce| nbf| sgn| grm| fqd| wlp| eli| ozx| rix| glb| bqy| ftg| haa| vhc| yes| llk| vcz| lto|