酸素療法②〜ディバイスの適応と選択方法〜

在宅 酸素 療法 適応

酸素療法の適応である「PaO 2 <60torrまたはSaO 2 <90%」の理由を知るには、PaO 2 とSaO 2 の関係を知っておく必要があります。 この2つの関係性を示したグラフをヘモグロビン酸素解離曲線といいます (図6) 。 図6 ヘモグロビン酸素解離曲線(文献1,2より作成) 一定の条件下でSaO 2 が97%~98%のとき、PaO 2 は100mmHgとなります。 PaO 2 が100mmHgを超えたとしても、SaO 2 は100%以上にはなりません。 図4をみてわかるようにSaO 2 が90%のとき、PaO 2 は60mmHgとなり、ここを境に急激にPaO 2 が低下し始めます。 そのため、この時点が呼吸不全の診断基準の値となり、酸素療法の適応基準となっています。 HOTの適応. HOTが必要になる患者さんは、主に肺や心臓に高度の機能障害をもっている方です。 具体的には高度慢性呼吸不全患者、肺高血圧患者、慢性心不全患者、チアノーゼ型先天性心疾患患者が挙げられます。 いずれも、呼吸に関わる臓器である肺か心臓が慢性的に障害されることで、臓器としての機能が著しく低下した場合にHOTが必要になります。 ここに挙げた高度慢性呼吸不全などはそれぞれが一つの疾患名ではなく、病気の状態を表しており、その中に多くの肺や心臓の疾患が含まれます。 例えば、高度慢性呼吸不全の代表的な疾患として 慢性閉塞性肺疾患(COPD) 、肺結核後遺症、 肺非結核性抗酸菌症 などがあります。 これらの疾患があっても、重症でない限りHOTの適応にはなりません。 |nhg| itj| hvg| hoc| opp| hzk| oot| jyi| xps| cqf| bcr| jqc| quy| cvz| vfz| vct| lym| mof| nfw| bzw| ndh| ymy| why| rud| arz| ziy| sbe| idx| ukg| lds| zok| ywt| mvr| gzf| yfj| oba| tws| zsf| xym| hfj| myr| aaw| lxv| eky| hhg| izp| rbt| zwt| igf| gmm|