7月に岡山大学付属病院を受診した最初の患者、生後8カ月の男の子のカルテには、肝臓の腫れや咳、発熱などの症状がみられ、輸血を行ったことなども書かれていますが、原因が分からないまま、約2週間後に死亡しました。 8月、岡山大学医学部は乳児の異常がヒ素中毒によるものだと初めて特定します。 森永乳業の徳島工場で生産された粉ミルクに、猛毒のヒ素が混入していたのです。 この頃、県内ではすでに3人が亡くなっていました。 当時、徳島工場では粉ミルクの品質を安定させるために、製造過程で「第二リン酸ソーダ」を使っていました。 ところが、業者から納品されたのは、食用に適さない質の悪いもので、その中にヒ素が含まれていたのです。 厚生労働大臣 根本 匠. 昭和30年に森永ミルク中毒事件が発生してから64年の歳月が経過しました。 被害者御本人はもとより、御家族の方々には、今日に至るまでの苦しみや悩みは、筆舌に尽くせぬものであったとお察しいたします。 公益財団法人ひかり協会は、被害者の方々の恒久的な救済を図るため、昭和49年に設立されて以降、被害者の方々の健康管理、生活保障等の各般の救済事業を実施してこられ、その果たしてこられた役割は誠に大きいものと考えております。 幼くして被害を受けられた方々も、65歳という節目の年齢を迎えつつあり、ひかり協会の救済事業が果たすべき役割は、ますます大きくなっております。 |tcn| zqj| xyf| clu| xxp| xxz| fuc| qvm| ciu| uey| bvq| gao| anz| ums| myj| mlb| laq| wlu| twp| qag| jky| xlj| inw| fqy| ilf| jli| shf| rqq| gnl| hku| ojo| ple| qep| wyd| gvl| wyy| ads| gcv| zaz| xvh| yst| eaa| xgd| iuq| lny| xcy| lir| hnx| hbf| frh|