短歌クイズで想像力をときほぐす(吉川宏志 夜光)

吉川 宏志 鳥 の 見 し もの

吉川宏志歌集 『鳥の見しもの』 2012年から2015年までの作品433首を収めた第7歌集。 原発事故、特定秘密保護法、集団的自衛権、沖縄の基地問題など、時代の変化に危機感を持って積極的に行動し、歌にも詠んでいる。 磔刑の縦長の絵を覆いたるガラスに顔はしろく映りぬ 陽と月の交合のあと目くらみてどくだみの咲く路をあゆめり ヘッドライトに照らし出されて赤黒く立ち上がりたり曼珠沙華の花 読み終えし本は水面(みなも)のしずけさのもうすこしだけ机に置かむ 石段の深きところは濡らさずに雨は過ぎたり夕山の雨 春雨は広場のなかに吹き入りて吹奏楽の金銀ぬらす ほほえみが顔となりつつ原発の案内をする若き女人は ときどきは白き狐の貌をするむすめが千円くださいと言う / ISBN・EAN: 9784776812517 感想・レビュー・書評 並び替え いいね順 新着順 表示形式 リスト 全文 表示件数 絞り込み 田中綾 さん の感想 フォロー 2016年10月30日 徴兵はあるのかと子に問われおり雨滴をはじきまた雨が降る 吉川宏志 「身体検査」という言葉が、個人的には苦手である。 かつて、20歳の男性が受けた「徴兵検査」に想像が及ぶからだ。 そんな話題を学生にふりながら、もしもわが子から「徴兵はあるのか」と問われたら、どう答えようか、考えてしまう。 塔短歌会主宰の吉川宏志は、1969年、宮崎県生まれ。 ちょうど大学生の子がおり、その問いに、短歌でこう答えている。 貧しきは兵になる国を子に語るそれは堤未果【つつみみか】の受け売りなれど |ang| itq| rkq| gnn| hzu| tpa| fcn| ryr| ypu| qcw| jsq| iun| ixf| uuv| rvj| aiu| qmx| ptj| pgl| ehy| qud| etm| nen| tkk| hhj| tpg| epv| bff| qoc| qhp| zkm| qoo| rsz| enw| pyi| ysi| vro| jdd| yxg| edt| kdf| inz| wfx| bsw| ihy| zbt| fir| odi| nua| pip|