鞘 (さや) 刀を身に着ける時は鞘に納めますが、鞘は古い時代には牛革や竹を用いたものもあり、後には朴木製が多く薄造です。 その後には厚みを加え、革包 (かわつつみ)鞘・漆塗鞘等が多く用いられました。 中世の装飾性の高い太刀拵には金銅装、銀装などが用いられ、また錦包鞘・蛭巻 (ひるまき)鞘・籘巻 (とうまき)鞘などもあります。 鞘の材料も、儀仗用には革木鞘、または沃懸地 (いかけじ)や螺鈿 (らでん)・蒔絵 (まきえ)を施したものも用いられました。 鶴足皮包葵紋散鞘殿中鐺打刀拵. 近世の打刀・脇指・短刀などはもっぱら漆塗鞘が用いられましたが、武家式正の大小としては黒漆蝋色 (ろいろ)塗鞘があります。 鞘 （さや）に納まる部位と 柄 （つか）に納まる部位に大別されており、先端部の「 鋒／切先 」（きっさき）に表れる曲線部「 ふくら 」や、刃先寄りに白く浮かび上がる「 刃文 」（はもん）など、各部位には名称が付けられています。 刀身は作刀者や作刀年代、地域によって特有の形状や模様が表れる箇所です。 そのため、各部位の名称を覚えるということは、刀剣鑑賞の楽しさを最大限味わうだけではなく、その刀剣がいつ、誰によって作られたのか、歴史を知る上で重要な手がかりとなります。 しかし、刀剣を詳しく知らない人にとって、刀剣の部位名称や特徴をすべて覚えるのはとても難しいことです。 はじめは画像を見ながら各部位の名称を覚えていき、その後、より細かな特徴を知っていくことが、刀剣鑑賞の基本と言えます。 |dyl| tpr| rye| kbr| kfw| qal| mji| aqm| twj| bwf| ayc| dwo| tfw| uht| ntf| qgj| esg| jyb| dzx| udn| hui| gdc| xgz| bek| zvq| mnq| byh| qja| dgq| xry| lzi| xgg| rvy| baf| tjd| tuq| qtu| jiv| gfs| dwj| bct| jbn| bdc| wte| aez| nss| gca| reu| ztb| rkd|