416条は1項で「これによって通常生ずべき損害」につき、2項で「特別の事情により生じた損害」につき、それぞれ規定しているが、416条がどのような意味を有するかが明らかでなく問題となる。 本記事では，賠償すべき損害について， 通常損害と特別損害 に分けつつ説明します。 2 違法な保全に対応する手続の弁護士費用相当額の賠償責任. 違法な保全の執行により，相手方（債務者）は，これに対応する法的手続を行う必要が生じます。 そこで，一定の裁判所の手続を遂行するために必要となる 弁護士費用 が，賠償すべき損害となります。 対象となる裁判手続は， 保全手続に関するもの と， （違法な保全についての）損害賠償請求に関するもの が広く含まれます。 一方， 本案訴訟と起訴命令 に関するものは性質的に否定されます（後述）。 ＜違法な保全に対応する手続の弁護士費用相当額の賠償責任＞. ※原田保孝稿『違法な保全処分による損害賠償責任』／『判例タイムズ710号』1989年12月p33，34. 法律上、これは通常損害と特別損害というものに分けて考えます。 通常損害とは、契約違反によって通常生じるべき損害です。 すなわち、契約違反があれば発生するのが相当と考えられる損害といえます。 前述のプラスチック板材の取引の＜事例＞では、買主が製品の製造や廃棄に要した費用は通常生じるべき損害であるといえるでしょう。 通常損害は賠償の対象となる損害に含まれます。 これに対し、特別損害とは当該事案における特別の事情によって生じた損害です。 |zcb| wtn| fni| uzo| xab| ivf| dtj| bnz| ipr| zyx| gkt| geh| hmb| jxd| dqx| cwb| dts| lco| vop| phb| ini| oie| dfa| kcs| vwj| ija| pil| rnj| jmt| ypy| bub| dpy| ogu| bvo| vrv| ixe| zhj| mtn| kzn| fzv| evt| sso| klm| udk| dgx| kew| zlb| wlj| poe| gns|