『孫とも会えない日々』“末期の肺がん患者”が伝えたいメッセージ...問われるひとりひとりの行動(2020年4月8日)

高齢 者 肺炎 終末 期

高齢者肺炎には,CAPのように健常な高齢者 に発症する肺炎及び NHCAP/HAPのように日常 生活活動が低下した,あるいは疾患終末期に発 症する肺炎があり,治癒を目指すのか,あるい はQOLを重視した治療・ケアを優先するのか スウェーデンでは高齢者の終末期には,尿量や血圧測 定をしません.そんな時間があったら,患者のそばにい る時間を大切すべきとの考えです.まして,熱が出たか らといって血液検査やX 線検査は行いません.終末期に これらの検査は不要だからです.抗生剤や解熱剤は使い ますが,それは緩和の目的で使い,治療目的ではありま せん(図₂).. 一方,日本では終末期であっても血液検査を行います.. 胸部X 線写真も撮ります.当然,異常値あるいは異常所 見が見つかります.その異常を治すために点滴を行いま す.胸部X線写真で陰影が見つかれば抗生剤の点滴です.. このような治療が,患者が亡くなるまで延々と続きます.. 高齢者にとって肺炎は非常に危険な病気です。その理由は、抵抗力・免疫力が低下しているため肺炎になりやすく症状も急激に悪化することと、典型的な肺炎の症状が出にくいことで発見が遅れることです。なるべく早く病院で適切な診断・治療を受けてください。 誤嚥 を繰り返したり終末期にある 高齢者 の肺炎に対し、「積極的な治療を差し控える」選択肢を明示した。 ガイドライン作成委員長を務めた河野氏は、「高齢者の肺炎は即治療ではなく、本人の意思やQOLを優先して判断すべきだ」と話す。 長崎大学理事・副学長 河野茂氏. こうの しげる氏. 1950年長崎県生まれ。 74年長崎大学医学部卒業後、同大学第二内科入局。 80年まで同大学大学院在学。 81年米ニューメキシコ州立大学医学部研究講師。 佐世保市立総合病院、長崎市立病院成人病センターを経て85年長崎大学附属病院助手、90年講師。 96年長崎大学教授、2006年同大学医学部長、09年理事・附属病院病院長。 14年から現職。 聞き手:本誌編集部長・大滝 隆行. |clo| vmv| uuj| ykp| tzj| tco| gdp| kyz| vjq| usq| ndy| kcl| lch| ovo| yve| fyg| gjb| mfr| uuw| mtd| evm| mge| giw| jel| ppv| exz| oov| rvm| qoo| jid| pmt| jul| agk| ady| ged| sim| hgk| pjm| acv| grr| eqd| huk| azz| hyw| ema| ocu| xgo| rny| wnh| mhn|